5月31日 (火)  ギター少年

ギターの音が聞こえる。夜中だ。アメリカンビレッジのほとんどの店舗がクローズしている。それでも路上ライブをする青年は空に声をはりあげているのだ。彼は「聞く人がいるだろう」なんて期待していない。ただ好きで歌っているのだ。音楽のビジネスは聞く人がいてはじめて商売になる。彼はそれとはまるで逆な方向にいるのだ。でも誰かに聞いてほしいという気持ちは隠せない。「全部オリジナルを歌っています」という。歌詞も曲もなじみやすい。音楽は商売じゃなくても誰かに向けて作るのだ。

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